浜島広平「このページを翻訳しますか?」

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エイズの実態

中国にて、エイズに母子感染した8歳の少年が村から追放処分を受けたことが分かった。両親は出稼ぎにでており、祖父と暮らしていたそうだ。村は、翔民の追放を求める署名を200人以上集め、その中に少年の祖父もいた。2011年に母子感染していることが分かって以来、この少年は学校を退学させられ住民からも孤立し、「誰も僕と遊んでくれない」と話していたという。両親も、エイズの診断を受けて以来仕送りが無くなったらしい。そこで、中国の政府がこの少年を守ると表明した。衛生当局が、少年に治療と教育を受けさせ、生活費を支給すると強調し、エイズに対する偏見をなくすための啓発キャンペーンを計画しているらしい。
エイズの間違った理解、間違った偏見があるからこそこのような実態になってしまう。8歳という少年の心はきっとひどく傷ついたろう。だからこそ、仲間外れのようにせずに「思いやり」や「相手の立場になって考える」という事は本当に大切なことなんだなと感じた。みんなで感染者一人一人の身になって考える事が出来れば、8歳の男の子を村から追放するなんて出来事は生まれないと思う。